こどもと一緒に自然に触れよう。子供に環境問題を説くよりも圧倒的に効果的な方法とは?

こどもと一緒に自然に触れよう。子供に環境問題を説くよりも圧倒的に効果的な方法とは?

オージー(オーストラリア人)はキャンプが好き。

人気のキャンプ場だと相当前の時期に予約しないとなかなか場所が取れません。しかもハイシーズンになれば一般の民宿やホテルよりも高いぐらいの値段設定でビックリします。

キャンプに加えて、オーストラリアでは車で牽引するキャラバンも人気です。主要な町にはキャラバンパークというものがあります。これはキャンプ場なのですが、キャラバンをそのまま牽引して停める事ができる設備が整っていて、水や電気を直接キャラバンに供給する事ができます。

キャンプやキャラバン。そういった環境が整っているのは、それだけのアウトドア需要があるからともいえるでしょう。

なぜ自然が大好きなのか

では、なぜオージーはそれほどまでに自然が好きなのでしょうか? もちろん、オーストラリアにはそれだけ雄大な自然が溢れているからそれを楽しむ、という事もあります。

でもそれなら雄大な自然がある日本でも もっとアウトドア人口が多いはずですが、そこまでではありません。

なぜオージーはこぞって自然の中に繰り出すのでしょうか?

私が思うに、オーストラリアは自然と接する事がライフスタイルの一部に溶け込んでいるからではないでしょうか。

また自然に触れることは子育てにおいて、素晴らしい情操教育が織り込まれていると私は感じています。

環境に関心を払える子に育つには、自然とひとつになれる場所に行く事が大切。自然との接点が育まれれば、自ずと自然に対する関心や配慮を考える子に育ちます。

逆に環境に無関心になってしまうこどもや大人は、それだけ自然と接している回数が少ないから関心が薄いのではないでしょうか。

これからは単純に自分の身の回りの事だけに関心を払えば生ける時代からシフトしています。環境についても考える必要がありますが、周りの環境との接点があまりなく育ったのであれば環境について考えるのは難しいでしょう。

すぐ近くの自然に目を向けてみよう

じゃ、さっそく子供とキャンプに行って下さい、というのではありません。

まずは自分の家のまわりの自然に目を向けてみて下さい。海や山が近ければ理想的ですが、なかったとしても、ちょっとした空き地や雑木林にでも自然は溢れています。

近くに小川や湧き水などがあればそこを訪れるのも良いでしょう。もしかしたらお子さんを遊ばせるのに適している親水公園があるかもしれませんね。

また、日本は春夏秋冬を身近に感じる事ができる稀有な国。春の萌える草木や桜、夏の暑さと蝉の声、秋の実りと紅葉の移り変わり、冬になれば降った雪の中から結晶のままのものを探すのも楽しいですよ。

はつの考察的まとめ

もしチャンスがあれば、圧倒されるような大自然にお子さんを触れさせてあげて下さい。

雄大なものには魂をゆさぶるパワーがあります。そういったものに触れれば、より豊かな人生になる事、請け合いです。

お子さんにはどんな自然と触れ合ってほしいですか?