グーグラブル vs ノン・グーグラブル。価値のある情報を得るために質の高い質問をしてみよう

グーグラブル vs ノン・グーグラブル。価値のある情報を得るために質の高い質問をしてみよう

「ググる」という言葉が出てきたのはいつ頃からの話なんでしょうか?

ちょっと調べてみるとインターネット界において2001年頃から使われているようです。ということは2000年以降に生まれた子供達は「ググる」という言葉を日常的に聞きながら育ったわけですね。まさにデジタルネイティブと言っていいでしょう。

物事を調べるのであれば一昔前であれば辞典や辞書、大百科事典を駆使して調べたものですが、このご時世においては紙の本はおろかキーボードでパソコンに検索をかけるまでもなく「OKグーグル、Googleの語源は?」とスマホやホームデバイスに問いかければ即座に答えが返ってきます。

これは何を意味しているのでしょうか?

今までは様々な情報を暗記し記憶している方が何かにつけて有利に働いていました。

しかしこれからの時代、情報はあまりにも膨大になりすぎて全てを暗記することなど不可能でしょう。

ではどういったスキルが重要となって行くのか?

それは正しい質問をする力だと私は思います。

グーグラブル vs ノン・グーグラブル

グーグラブル(Google-able)は「Googleで検索することができる」という意味の言葉。

反対にノン・グーグラブルは検索できないものついて表わされる言葉。

グーグラブルな情報は誰でも簡単にアクセスできるものであるし、簡単に検索し得るものであります。

いつの時代でもそうですが、方法は希少価値があるほど貴重なものです。

ではノン・グーグラブルな情報を得るにはどうしたら良いのか?

それにはまず一歩下がって、どんな質問をするか、という事にかかってきます。

より価値の高い質問へ

英語では良い質問をすると 「That’s a good question !」 と言われることがあります。

これは質問に対する答えの間を長引かせて答を考える時間稼ぎをしようとしているというきらいもありますが、どちらかと言うとその問題に対するマトを得た質問をした時に言われる言葉です。

この質問をすれば問題の核心に迫れるといった内容を投げかけた時に使われる言葉。

ではどうしたらグッド・クエスチョンを投げかけることができるのか?

・前提を疑ってみる
・周りをよく観察してみる
・反対側から見てみる
・理論立てて考えてみる
・ラテラルに考えてみる

次の記事ではこれらについて、より詳しくみていきます。

今回の子育てヒント

子どもたちの小さな疑問。「なぜ? どうして?」と不思議がる心。そして身の回りにある物ごとへの好奇心と探究心。それらを伸ばすためには質問が大切です。

そして更なる理解を深めるには単純な質問ではなくより一歩進んだ質問が極めて重要になってきます。

お子さんがグーグラブルな質問をしてきたら、それに答えるついでにノン・グーグラブルな質問をお子さんにしてみて、その答を一緒に考えてみましょう。

あなたならどんなノン・グーグラブルな質問をお子さんに問いかけてみますか?